2007年12月25日

● ボット対策

ボットとは、他人のPCを悪用する事を目的に作られたプログラムで、感染による被害が拡大しています。ボットに感染すると外部の悪意を持った攻撃者によりPCが遠隔操作されます。


◆ボットとウィルスの違い

■ボット
ボットに感染したPCはネットワークを形成し、攻撃者の命令により活動します。攻撃者の指示を待ち、内蔵されたプログラムにしたがって行動を起こす形がロボットに似ていることからボットと呼ばれています。

■ウィルス
特定の目的(感染先PCの破壊など)のために作られたプログラムです。ウィルスをばらまいた人がその動作を指示することは出来ません。


◆ボットの特徴

■感染している事に気づきにくい
目だった症状が出ないため、感染しているのかPC利用者は気づきづらくなっています。

■機能追加を行う 
ボットは自己のアップデートを行います。ボット感染したPCは司令塔となるサーバーに繋がっているため、サーバーから機能追加や不具合修正を受けることができます。



◆ボットに感染すると

■迷惑メールの送信  
感染者のメールアドレスを利用して送信を行うので、自分のメールアドレスがばら撒かれるのと同時に迷惑メール送信の加害者になってしまいます。

■WEBサーバーへの攻撃 
特定のWEBサーバーへ複数台のPCで大量のアクセスを行うことでそのサーバーを使用不能にします。

■他PCへの感染活動
他のPCの情報を収集し、セキュリティの弱いPCへの感染活動を行います。

■自分のPCの情報送信
自分のPC内の情報を調査し、個人情報やクレジットカードの情報をサーバーへ送信します。

ウィルスは、感染者が右往左往するのを目的とした愉快犯であったのに対し、ボットは個人情報の収集やサイバーテロなどの犯罪を目的としています。


◆ボット対策

■コンピュータを最新の状態にする
Windowsアップデートを有効にしておいてください。自動的にアップデートされるようにしておけば、脆弱性(セキュリティホールなど)への対応を行なうことができます。

ボット対策に関しては、以下のホームページをご利用ください。対策や感染チェックについて詳しい情報が載っています。
サイバークリーンセンター



Posted by MediaCatサポートスタッフ at 19:06